FURNITURE HANDLING DESCRIPTION / 天然木製品について

  • 天然木製品について

    木は生きています。人と同じように呼吸をし、季節を感じ、生まれた場所によって気質や木肌にも個性があります。 そして、家具として加工されてからも環境に順応しようと変化を続けます。

    寒い冬に過度の暖房で乾燥したお部屋では、木は自分の水分を空気中に放とうとし、縮みます。湿気が高い時期は、自分の中に水分を吸収して膨らみます。
    だからこそより上手に家具と付き合っていくための第一歩として、私たちは木を知ることを大切にしています。

    モモ ナチュラルでは、この生きる資源を大切に守りながら、木の持っている力と向き合い、家具としてカタチを変え、"木の有る生活"をより多くの人へ届けることができればと考えています。

  • 天然木製品の取り扱いについて

    天然木製品をご検討中の場合、以下につきまして予めご確認をお願いいたします。

    □天然木は、何十年という歳月をかけて育ちます。育った年月や環境により、木目や節、色味など表情豊かな個性が生まれます。1点1点、商品には個体差があります。また、木目をお選びいただくことはできかねますので予めご了承ください。

    □天然木は環境に合わせて縮んだり、膨張したりします。そのため、乾燥状態が続きますとひび割れ・そりの原因となったり、引き出しや扉が動きにくくなることもあります。冷暖房器具や加湿器が直接当たるような場所でのご使用にはご注意ください。

    □日当たりは、木製品の家具の変色の原因となります。直射日光の当たる場所への設置はできる限りお避けください。

    □塗装方法をオイル仕上げにしている商品は、1年に一回程度のオイルの塗り直しが必要となります。

    □ネジやキャスターを使用している仕様品は、使用期間が長くなると緩んでくる可能性もございます。定期的に締め直しをお願い致します。

    □家具を壁につけた状態でご使用をいただきますと、塗装の色移りの可能性がございます。壁際に設置する際は、壁から数センチ離して設置をしてください。

    □木枠のソファの場合、摩擦等の理由により、ソファカバーに木枠の塗装が色移りしてしまう場合がございます。予めご了承をお願い致します。

  • それぞれの樹種について

    モモ ナチュラルではパイン・アルダー・オークの3種類の木材を使用しています。

    パイン材は、モモ ナチュラルが設立当初から使っている木材で、まさにモモ ナチュラルの歴史そのもの。ニュージーランドの温暖な気候で育ったパイン材は瑞々しく、美しい木目が特徴です。アルダー材は、木本来の滑らかな肌触りとやさしい色味を残しながらもすっきりとした印象。そのシンプルさから、どんなアイテムともなじみやすく、使う人の生活スタイルや好きなテイストに合わせてすっと溶け込んでくれる存在です。そして、オーク材。硬い木肌と豊かな表情の木目が特徴で、柔らかい印象のモモ ナチュラルに新しい趣を加えました。

    それぞれの木と深くつきあうことによって、木の風合いを最大限に感じることのできる、より良い家具の可能性を探し続けます。



    • 塗装とメンテナンス方法について

      モモ ナチュラルでは大きく2つの塗装方法を使用しています。

      生活の中で傷がついたり、シミがついたり、汚れたり。どうしても避けては通れないものです。
      ため息を吐きたくなることもありますが、毎日を一緒に過ごす家具だからこそ、そこに暮らす人の時間が刻まれ、徐々に愛着が増していく。 そうやって日々使いながら、お手入れをすることで家具それぞれに唯一の個性が生まれ、良い表情へと変化していきます。

      ウレタン塗装

      家具塗装としては、一番多く使用されている塗装方法。一般的にはツヤツヤした質感が多いですが、モモ ナチュラルでは木の風合いを活かすため、つや消しのウレタンを使用しています。木材を塗膜(保護膜)でコーティングしているため、塗装面は比較的水・汚れに対して強くなります。ただ、水が付いたら放置はせずにすぐにふき取ってください。

      ■メンテナンス
      普段のお手入れは、布を湯または水で固く絞り拭いてください。油汚れなど汚れがひどい場合は、中性洗剤を500倍に薄めた油温(40℃)にタオルを浸し、硬く絞って塗装面を拭いてください。その後は洗剤をふき取り、最後にからぶきをします。

オイル塗装

主に自然素材などからつくった天然のオイルを繰り返し、木に染み込ませながら仕上げる方法。しっとりとした木の本来の風合いを損なうことなく艶を与え、木目の美しさをそのまま活かします。
自然に近い木の質感を味わうことができます。ウレタン塗装と違い、表面に塗膜をつくらないため、傷・汚れ・グラスなどの輪じみが付きやすいです。ただし、無垢材を使用しているため、傷やシミも味わい深くなっていきます。
またメンテナンスすることで汚れを落とし、撥水・防カビ効果が得られ、より長く家具をお使いいただけます。

■メンテナンス
1.埃や汚れを取り除き、深い傷がある場合は、サンドペーパーで木目に沿って研磨します。 2.オイル容器を十分に振り、よくかき混ぜぬのにオイルをしみこませ、木目に沿ってオイルを入れ込みます。 3.約10分放置後、布で拭きとります。 ※オイルが乾燥した後、木の特性で毛羽立ちが出た場合、白い紙などで表面を擦ってください。(擦りすぎると光沢が出てきますのでご注意ください) ※使用済みの布は、必ず水に浸し、生ごみとして処分してください。そのまま布を放置すると、自然発火の恐れがありますので必ず注意してください。 ※VENTシリーズに関しては突板のため、サンドペーパーは使用しないでください。使用する場合は、軽くなでる程度で使ってください。

■VENTシリーズのオイル色について
オーク材でつくられるVENTシリーズは、ミディアム/クリアの2色より塗装オイルの色をお選びいただくことができます。お部屋のテイストやお好みの雰囲気に合わせてお選びください。 *一部商品は対象外

メンテナスオイルの商品ページはこちらになります。
ミディアム色 / クリア色

ラッカー塗装

自然の木の風合いも残しつつ、傷や汚れをつきにく仕上げられたラッカー塗装。ウレタン塗装と同じように、木の表面に合成樹脂の塗膜をしますが、薄いコーティングなので木の表情を十分に感じることができ、使い込むほどに味わいが増していくのが特徴。コーティングをしているため、オイル塗装とは異なり、日々のキズをつきづらくしてくれるのも特性です。 熱や水に弱いため、熱いお鍋や濡れたコップを使うときには、鍋敷きやコースターなどを使用してください。 また、日光に当たると変色の原因になりますので、直射日光が当たる場所へ置くことは避けてください。

■メンテナンス
普段のお手入れは、乾拭きまたは、固く絞った布で拭いてください。サンドペーパーなどで表面を削ると、コーティングが 剥がれるのでご使用はお控えください。



  • パイン浮造り仕様について

    柔らかい部分をブラシで磨いてへこませる事により、硬い部分の木目を浮き出せるようにした仕上げ方法です。 凹凸が残ることでより木の質感を肌で感じられる仕様になっております。

    ■メンテナンス
    普段のお手入れは、乾拭きまたは、固く絞った布で拭いてください。サンドペーパーで削ると、表面が削れてフラットになってしまいますので、メンテナンスする際は、ワイヤーブラシで木目に沿って表面を削り凹凸を残してください。



    • オークユニットテーブル 木目について

      オーク材は切り出し方により大きく表情が変わるため、今回より「板目」、「柾目」から木目を選べる天板が加わりました。 丸太の中心部を通らずに切り取った、オークらしい山形や曲線の力強い木目が特徴の「板目」。1 本の丸太より取れる量が多 いため、様々な木目模様が出てきます。「柾目」は、1 本の丸太の中でも切り出せる位置が決まっており、価格も高価ですが、 収縮しにくい特徴を持つ、まっすぐで美しい木目となります。

  • RUSTIC TOP 節に関して

    VENTシリーズRUSTIC TOP(VEOT-12)は、節のある板を使用し製作しております。
    節は、木が成長する過程で枝の根本が幹の中に残った部分で、RUSTIC TOPは自然に生まれた節を活かし、オーク材の力強い、豊かな表情をより愉しんでいただけます。
    節部分は一部パテ埋めし、節による凹凸を少なくしています。
    節の位置や色差を選ぶことは出来かね、個体差が生じます。 個体差による商品の交換・キャンセルはできない商品になりますので、ご了承の上ご購入をお願いいたします。





  • CAB TOP木目について


    VENTシリーズCAB TOP(VEOT-06),CAB OVAL TOP(VEOT-06)はブロック集成材(*)を使用して制作しております。オーク材の天然木ならではの、木目の個性を感じられる仕様となっております。

    □注意事項
    木目が異なるオーク材を集成して組み合わせて制作された天板は、オイルの浸透具合によって色の差、木目の見え方に個体差がございます。色の差、木目による商品の交換・キャンセルはできない商品になりますので、ご了承の上ご購入をお願いいたします。

    *ブロック集成材とは、短尺のオーク材を方向(柾目、板目、トラフ)に関係なく、接着剤を使ってフィンガージョイントにより貼り合わせた材になります。





  • 天板の伸縮によるズレについて


    VIDT-03・VEOT-02 / BOTH ENDS TOP
    VEB-01 / BOTH ENDS BT

    無垢の天然木で作られたこちらの天板は下記図のように、乾燥や湿度の影響で1~5mm程度の伸縮のズレが生じる場合がございます。端に横向きの木材を接合しており、伸縮の向きが違うため端の部材と天板にズレが生じます。

    □注意事項 冬場などは過度な乾燥に注意し、加湿器などで調湿をして環境を整えてもらうことで伸縮を防ぐ事ができます。ある程度伸縮すれば収まるので、伸び続けたり、縮み続けるということはありません。伸縮のズレによる商品の交換・キャンセルはできない商品になりますので、ご了承の上ご購入をお願いいたします。





  • ラタン製品について

    □ラタンは天然素材のため、色味、節、質感に個体差がございます。また、1点1点ハンドメイドで制作をしているため、実サイズと表示寸法に多少の誤差が生じる場合がございます。

    □ラタンは性質上、使用している際にとげ状のささくれができることがあります。身体や衣類を傷つけないようにご注意ください。ささくれははさみやカッターなどで取り除いてください。

    □高温多湿な部屋では空気が滞留するとカビが発生しやすくなります。家具の裏側も空気が流れるよう壁から少し離したり(10cm位が望ましい)、部屋の換気をしてください。

    □普段のお手入れは布や雑巾で乾拭きをしたり、柔らかいブラシやはたきで埃を取ってください。また、ラタンは植物性の素材ですので、水分にはやや弱いです。水拭きをするときはしっかり絞った雑巾で拭き、よく乾燥をさせてください。





  • アラログ素材について

    □アラログとはラタン(籐)の一種で、黒い斑点や、色味、つるの太さに違いが生じるのはアラログの特徴のひとつです。一つ一つの表情をお愉しみください。

    □自然の色や質感を活かすため、着色や塗装をしないことで白い薄皮や、ささくれ、ひび割れが生じることがございます。

    □職人による手作業で製作をしております。形状も均一ではなく、多少の形のばらつきや歪みが生じる場合がございます。また、サイズの個体差も生じて参ります。

    □形や色合いのご指定はできかねますことを予めご了承の上、ご注文頂きますようお願いいたします。また、上記理由での返品・交換は出来かねますことをご理解いただけますよう宜しくお願いいたします。



  • 革製品について

    本革製品について

    □天然素材を使用しているため、一点一点色味や質感に個体差がございます。
    特徴の詳細はこちら

    □革の特性上、表面にシワや模様が入っている場合がございます。

    □届いてすぐは革の匂いが強い場合がございます。匂いが気になる場合は、直射日光があたらない日かげの風通しの良いところで保管していただくと、匂いが軽減いたします。

    ゴートレザーについて

    □座面のレザー部分はヤギの革を使用し、1点1点ハンドメイドで製作をしています。天然素材を使用しているので大きさ、色味、質感に個体差がございますので、下記の事項をご理解の程お願いいたします。

    □本革を使用しているため、届いてすぐは革の匂いが強い場合がございます。匂いが気になる場合は、 直射日光があたらない日かげの風通しの良いところで保管していただくと、匂いが軽減いたします。

    本製品は、天然の皮革の個性を活かすため、ラフな仕上がりにしております。乾燥などによる剥離や色ムラ、欠けがございますので、ご理解の上ご使用ください。



  • リノリウム素材について

    furniture linoleum - ファニチャーリノリウム
    □UNITシリーズのデスク天板として、スイスのリノリウムメーカー フォルボ(Forbo)社のファニチャーリノリウムをお選びいただけます。リノリウムとは、亜麻仁油などの天然の原材料から製造された自然素材で、抗菌、抗ウイルス、脱臭効果が認められています。豊富なカラーは上質な印象をあたえることができ、また、ほこりや汚れのつきにくいマットな質感は、手が触れる機会の多いデスクの天板にぴったりなデザイン性と機能性を兼ね備えた天然素材です。

    □天然素材を原材料としているので、色調にばらつきが生じる場合がございます。

    ■メンテナンス
    普段のお手入れは、乾拭きまたは、固く絞った布で拭いてください。リノリウムは柔らかい素材ですので、サンドペーパーなどで表面を削ると傷がついてしまいますのでご使用はお控えください。
    また、ペンの跡、しつこい汚れには、中性の洗剤を薄めたものを乾いた布に含ませて拭きとってください。その後、固く絞った布で洗剤をしっかりと拭き上げてください。
    細かいキズがついてしまった場合は、 その部位にクルミを軽く擦り付けることでクルミ油により傷が見えにくくなります。
    アルカリ性の洗剤や除菌剤は変色の原因になるため、避けてください。