製材した木材のグレード(等級)を決める職人、グレーダーマン。国家資格を持つグレーダーマンたちは、1日平均5,580本、1年で140万本近い膨大な本数の木材をその豊富な知識と熟練した経験をもとに判別していきます。
木材の表面を確認する → 木材の表裏面をみて、最初にグレードを図る”優先”面を決める → 節や割れなどの位置を確認し、欠点のない木材の割合と裁断図面を頭の中で計算する → 表面のグレードを再確認する → 決めたグレードを阻害する要因が裏面にないか確認する、という5ステップで判別し、かかる時間はわずか数秒。“正確さ”と“整合性”は、グレーダーマンたちがほんの数秒で行う作業において最も大切にしていることです。