モモ ナチュラルでTVボードやリビング収納のなかでも、同じオーク材を使用したシリーズとして比較されることの多い、『VENT』シリーズと『VENT T-F』シリーズ。この2シリーズの大きな違いは、デザインのほか、本体の“素材”にもあります。同じオーク材でも、VENT T-Fシリーズは“無垢材”、VENTシリーズの収納家具は“突板”を使用しています。
今回は、VENTシリーズの胴部分に使用している“突板”について、ご紹介したいと思います。

VENT T-F SIDE BOARD
VENT T-F SIDE BOARD
□ 薄くスライスした木材を芯材と貼り合わせた“突板”
突板とは、木材を0.2mm程度の薄さにスライスした木のシートのこと。芯材となる合板やベニヤ板と貼り合わせた状態で使われ、北欧ヴィンテージ家具にもこの技法が多く用いられています。
突板を使用した家具は、無垢材に必ず起こる“収縮”を抑えつつ、無垢材のような木目や質感を楽しめることが魅力。突板を使用することで重量も軽くなり、取り回しやすいこともメリットです。

突板と無垢材
VENT SIDE BOARD
□ 突板家具のデメリットもメリットに
突板は無垢材のように削ることはできないため、丸みをつけるなどの削る加工ができず、ヤスリを使った傷や汚れのメンテナンスもNGです。経年変化も少なく、無垢材ならではの経年美化を愉しみたい方には不向きな面も。
そういった特徴を考えると、突板はテーブルやデスクの素材としては向きませんが、頻繁に傷がつくことがなく模様替えなどでしばしば移動することもある収納家具には向いている素材とも言えます。

『VENTシリーズ』は、突板では板を削って形状を整えることができない分、板の側面に面材として“ヒゴ板”と呼ばれる厚さ4mmの無垢材を貼り、丸みをつけています。これにより、突板でも立体感が生まれ、メリハリのある佇まいに仕上げています。


□ 暮らしにあった素材の収納を選ぶ
VENTシリーズとVENT T-Fシリーズは、デザインが異なるため単純に素材で決める必要はありません。
それでも、より暮らしにあったものを選ぶために、“素材”についても考えてみるのもひとつです。

[ VENTシリーズ(突板)が向いているパターン ]
・傷つけるような機会は少ない
・家具をたびたび移動させることがある
・木の風合いはありつつも、すっきりとした家具がいい
・天然木の風合いを、リーズナブルに愉しみたい

[ VENT T-Fシリーズ(無垢材)が向いているパターン ]
・メンテナンスしながら使いたい(水などの染み、傷、汚れの心配がある)
・木の経年変化や、使い込むことによる味わいを愉しみたい
・木の個性的な木目や表情を愉しみたい





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 > VENTシリーズについて
 > VENT T-Fシリーズについて





□ 写真 TOP・1枚目
VENT SIDE BOARD 150
color: medium
leg: steel high leg
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□ 写真 2枚目
VENT T-F SIDE BOARD 160 HIGH
color: medium
leg: wood high leg
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