VENT

VENT

オーク材の持つまっすぐ美しい柾目や表情豊かな板目など様々な木目の個性。 構想はもう何年も前、「その主張ある木目を活かした家具を作ったらかっこいいだろう。」とあくまで暮らしの主役は家具ではなく、使う人ひとりひとりゆえ、家具にすることの難しさを感じていました。アイテムごとに木目を使い分けることにより、使う人それぞれの暮らしにフィットするような工夫と、自社製造だからこそできる、アイデアと手間暇をかけて実現したVENT(ヴェント)シリーズです。モモ ナチュラルの女性らしいテイストに新たに「スタイリッシュな」イメージをつけてくれたVENTは、ファミリーや男性の方にもモモ ナチュラルのインテリア空間を楽しんで頂けるようになりました。

昔からあるような佇まい

VENTシリーズの誕生は、それまで扱ってきたパイン材やアルダー材よりも堅いオーク材をいかに理想の家具として仕上げるかが一番の鍵でした。オーク材は比重が大きく、密度が高い木材なので、今までの柔らかいパイン材やアルダー材で経たノウハウは通用しません。一から機材や作業工程見直し、構造面での検証、重量の懸念点などをクリアにして、まさにVENTシリーズは、新たな挑戦から生まれた家具です。 新しいのにどこか懐かしいVENTは、ダイニングテーブル、カップボード、テレビボードからチェスト、ローテーブルまで。使う人のライフスタイルに合わせてコーディネートを愉しんでいただけるラインナップにしました。個性を活かしながら、どんなスペースにもしっくりと馴染む姿が美しいアイテムたちです。

突板の秘密

突板とは、木材を0.2mmくらいに薄くスライスし、芯材に貼り付けた合板です。もともと突板は高価な木材をより手軽に安価に楽しめるようにできた技術で北欧ヴィンテージ家具に多くみられます。価格は抑えながらも木の風合いを楽しめる突板はオーク材の印象深い板目ではなく、柾目にすることでお部屋に馴染み易く、落ち着いた印象にしています。棚板も突板で統一することで、よりヴィンテージ家具のような風合いをお楽しみ頂けるようにしています。

軽さの追求

VENTシリーズの印象深さ、ヴィンテージ感を感じる部分として突板以外にも印象を決めている部分があります。たった㎜単位の違いですが、天板20㎜・胴18㎜・中板15㎜と厚みをすべて変えて組み方に段差を付けること、本体の面材に4㎜のヒゴ板と呼ばれる無垢の面材を張ることです。 箱物家具はシンプルな構造故、メリハリが出にくいため、敢えて厚みや、段差を付けることと、ヒゴ板の丸みが合わさることにより、陰影が付き、よりメリハリのあるデザインになります。 部屋に置いたときに圧迫感をなくすためにチェストは高さを抑えたり、脚に段差をだして締りを出していたり。また、ジョイントする際の上部には抜け感を他のシリーズより多く出すことですっきりと仕上げています。

試行錯誤の丸み

本来であれば面材は薄い突板でも構いません。しかし丸みのある面材でないとこの雰囲気が出ません。この丸みを実現するために面材に使う木に狂いがないか木取りからの見直しや、貼り付ける機材の見直し、オーク材の堅い性質に合わせた特注の刃を使用するなど、既存の工程からの試行錯誤を重ねて、生まれた丸みです。そこまでして作りたかったデザインがVENTシリーズです。