無題ドキュメント

LOVE

LOVE

モモ ナチュラルがまだ小さなタンスやさんだった頃から約30年間、デザインも価格も変わらず作り続けている唯一の家具シリーズ「LOVE(ラブ)」。何年経っても愛され続けるその魅力は、モモ ナチュラルが届ける”国産家具作りへの想い”です。時代の移り変わりとともに海外生産の家具が溢れる中で、国内の職人による昔ながらの技術で作られた国産家具を手にとる機会は少なくなってきました。そんな中でも、沢山の方にモモ ナチュラルの「幸せの箱」を届け、その良さを肌で感じていただきく、誕生しました。それがLOVEシリーズの始まりです。

安心して使える素材 -桐材-

引き出しの側板と先板は全て桐材を使用。桐は江戸時代後期から長年箪笥の素材として親しまれています。桐自体の組織が湿度に反応し、膨張や収縮することでもたらされる防湿効果や、桐に含まれるパウロニンやセサミンという成分が、ノミやダニなど虫が付きにくく抗菌性に優れていることから、特に収納に適している素材とされてきました。また多量のタンニンが含まれていることから、腐食に強い性質。親から子へ、世代を超えて受け継がれる家具であるからこそ、長く使える素材選びをしました。

安心して使える素材 -自社製造合板-

使用している合板も全て自社工場で製造。合板とは、芯材を単板で挟み、面材を貼り付けている板のこと。モモ ナチュラルでは合板を製作する際に使用する接着材はF★★★★(フォースター)という基準の接着材を使用しています。F★★★★とは、身体に悪影響を及ぼす、ホルムアルデヒドという有害化学物質の発散量のレベルを表す表記。星の数が多いほど発散量が少なく、F★★★★は発散量が最も少ない最高等級です。人体にも環境にも優しい家具作りには、欠かせない基準とされています。

パイン材の取っ手と脚

脚と取手は、モモ ナチュラルが長年扱い続けているニュージーランド産ラジアータパインを使用。日本と同じように四季がある地域のため、アジア産のような木目の粗さはなく、等間隔に並んだきれいな木目に。また、温暖な気候から木の成長が早いため、柔らかく優しい木目を持っています。大きな特徴は経年変化。生活の灯りや陽の光を浴びるごとに木肌は少しずつに飴色に変わっていきます。長く使い込むことにより、木が表情を変え、自分だけの家具になる。その時折の表情や味を楽しんでもらえるのも魅力のひとつです。

使う人に寄り添うデザイン

幅や高さの異なるデザインの全3種。高さを低めに設計したのは、小さな赤ちゃんから大人まで目線が届きやすいように。奥行きも400mmと若干浅めにすることで、圧迫感を軽減しています。また桐箪笥と同様、引き出しはレールを設けない構造に。引き出しと本体との隙間を均一に作り上げる緻密な作業によって、引き出しやすい滑りを実現しています。一人暮らしのちょっとした収納から、リビングの家族みんなの収納、子ども部屋でのお片付けタンスとしてまで、その形を変えることなく、幅広く使い続けていただけます。

ずっと愛され続ける家具へ

実は一度、表面のプリント合板が製造できなくなり廃盤に。それでも、サイズや構造は今までと変わらず、表面の素材のみを変えて新しく生まれ変わらせました。それは、岡山の自社工場で製作しているオリジナル家具、そして、作り手使い手の両方から長く愛され続けてきた想いが詰められた家具だからこそ実現したことです。 家族みんなの暮らしのストーリーに、そっと寄り添う___そんな家具作りを目指す、モモ ナチュラルならではの想いの詰まったシリーズです。