無題ドキュメント

ATELIER CPH

Atelier CPH -アトリエ シーピーエイチ-

Atelier CPH(アトリエ シーピーエイチ)は、オランダ人のアートディレクター・Mandy Rep(マンディ・レップ)とデンマーク人のトレンドアナリスト・Sara Ingemann(サラ・インゲマン)が中心となり、2012年に設立されたデザインユニットです。
さまざまなアートや文化から得たインスピレーションを膨らませ、新しい表現方法を模索し続けるAtelier CPHのアートワークは、ミニマルで抽象的。シンプルなデザインの中に、人を惹きつける鋭さがあります。

北欧生まれのミニマルなアート

長年、ファッションやライフスタイルに関するさまざまなブランドでトレンド調査やディレクションを務めてきた女性2人が設立したAtelier CPH。ブランド名にも掲げられているデンマークの首都・コペンハーゲン*で、ポスターや彫刻作品などを制作しています。
アートワークはミニマルなデザインで、色使いもシンプル。部屋に表情を加えつつもすっと馴染み、そして長持ちする、普遍的な美しさがあります。飾り方も自由です。壁に1つ掛けるだけで目を引く存在感がありますが、2つ並べてもノイズが起きず面白みが増します。
*CPH = コペンハーゲン(Copenhagen)の略称

芸術から得るインスピレーション

ノイズの少ないシンプルなデザインは、アートや建築からインスピレーションを受けて生まれています。新しいコレクションを作るときには、興味のある美術館や建築物へ実際に足を運びイメージを膨らませることから始めます。
彼女たちに影響を与えているのは、キュビズムやバウハウス、デ・ステイルなどの芸術家・建築家。現代アートや建築、彫刻から得た表現のインスピレーションとデザイナーのスタイルとが合わさり、幾何学模様をベースにした抽象的な表現に落とし込まれていきます。

素材感が生むアイデンティティ

Atelier CPHのアートワークを印象づける“素材感”。アートポスターは原画を撮影しハイクオリティなプリントで再現したフラットな平面作品ですが、布、紙、ペイントのリアルな質感により、表情豊かな奥行きを感じさせます。
この“素材感”は、あらゆるマテリアルで表現の実験を繰り返し、さまざまなペイント技法を試み、素材と素材の重なりや相性をテストしながら作り上げられたもの。ストイックに布、紙、ペイントと向き合うことで生まれたリアリティあるテクスチャーをシンプルな構図が際立たせ、北欧らしい温かみとデザイナーのアイデンティティが感じられる作品に仕上げています。