#07 | by User Yoʼs home

暮らしを積み重ねる(2/2)

Interiors that reflects the accumulation of life.


1人暮らし、2DKの間取り図
DAY SOFA
1人暮らし、2DKの間取り図

ミニマルな暮らしに少しのお気に入りをプラスした「シンプリスト」であるようさん。そのご自宅は、シンプルだからこそようさんの経験と感性が際立ち、やさしい温もりを感じさせます。

見せていただいたのは、6年間通っている陶芸教室で作った器たち。小皿から、お茶碗、大きなお皿まで、自作のお皿で揃えられていました。フォルムも色も美しく温もりがある、ようさんの感性が詰まった器には、お料理がよく映えます。そして、素朴でありながらも、赤褐色の落ち着いた色合いのアルダー材のテーブルが、寄り添うように器たちを引き立てています。

DAY SOFA
冬には手編みのクッションカバーや差し色のストールに入れ替えて、季節感を愉しんでいます。*
器とアルダー材のダイニング
釉薬のかけ方を楽しんでいる器作り
アルダー材テーブルの食卓
あたたかな食卓に調和するアルダー材のダイニング*

「床でくつろぐのも好き」「ソファから足を下ろす座り方が少し苦手」というようさん。リビングで過ごす時には、ソファに脚をあげて座ったり、ソファを背に床に座ったりしてくつろぐそうです。

デイソファは、床でくつろぐことが好きな方にも選ばれているソファ。その理由は、脚をあげて座りやすいフラットな座面と、実は座面のクッションが木枠より少し前に出ている構造にあります。ソファを背に床でくつろぐ時にも、デイソファの座面クッションが柔らかく体を支えます。

DAY SOFA
冬には手編みのクッションカバーや差し色のストールに入れ替えて、季節感を愉しんでいます。*
100種類以上あるソファ生地の中から、ようさんが選んだファブリックは凹凸のある『METHOD**』です。テクスチャーのある生地により、シンプルなお部屋に洗練した雰囲気がプラスされています。
「最初は物も植物もすごく少なかったから、無機質だしなんとなく味気なく感じて。だから、ちょっとポコポコした生地でバランスを取りました」
カバーのお洗濯は半年に1回、年末と夏の始まりに。洗ったタイミングでクッションの角とカバーの縫い目を合わせているから、数年お使いいただいていても整った印象を保っています。定期的なお洗濯でリフレッシュしていることも、お部屋に心地よさとして表れています。

お子様の独立をきっかけにひとり暮らしを始められ、「生活をリセットできるタイミング」として、これから先20年使える家具を選びたい、自分が本当に好きな物を選びたいという気持ちで家具探しをされたようさん。
習い事やお料理、植物のお手入れに日々の生活を楽しんでいらっしゃる暮らしに家具が自然と寄り添っていて、「意図せず年代の違うものが混ざり合って、おばあちゃんの家のような感覚なのかな」と話してくださったご自宅は、どこか懐かしさを感じさせながらも、とても馴染みやすく心地のよい空気に包まれていました。
ようさんのお部屋のDAY SOFA
□ Instagram:よう/アラフィフからのおひとりさま生活 [ @ohitorisama_kurasi ]

*よう様ご提供写真
** METHOD/lightgray(掲載色)は廃盤色となります。他カラーはご用意がございます。