#06 | by User Mʼs home

日常をいとおしむ(1/2)

Cherishing our daily life.


20平米のLDKの間取り
オーク材のダイニングテーブル&サイドボード
20平米のLDKの間取り

家具を長年ご使用いただいているM様邸。暮らしに変化があるなかでも自分の“好き”を集めつづけた空間は、当たり前の毎日をひとつひとつ大切に掬い上げて飾ったような愛おしさに溢れています。

約10年前にご購入いただいたオーク材のダイニングセットも、M様の“好き”の気持ちがきっかけに。
「オークが好きで、モモ ナチュラルの木の質感をいいなと思っていたんです。そしたら、お気に入りのカフェに『ベーシックチェア』が置いてあり嬉しくなって。“私もこれにしたい!”とテーブルと一緒に揃えました」

10年使用しているPHONOソファ
『PHONO 3P』は10年使って少しヘタリ始めたので、カバーと座面クッションの交換を検討中。
ベーシックチェア
お気に入りのカフェで一目惚れしたベーシックチェア
赤いテーブルクロスをかけたダイニング
時には、色鮮やかなテーブルクロスで気分を変えて*

子どもが生まれてからもインテリア選びの基準は変わらない、というM様。割れ物の食器なども“子どもが小さいから”ではなく“好き”“いいな”を基準に購入しているといいます。
「子どもには危ないことを教えて、違う努力でカバーしています。子どもの性格にもよるとは思うんですけど、“このお皿かわいいね”と一緒に言い合える方が嬉しいなって」

10年使用しているPHONOソファ
PHONOの3人掛けは大きすぎないちょうどいいサイズ感。10年経って少しヘタリ始めたので、座面交換を検討中。
ダイニングテーブルを使って約10年。現在8歳・5歳のお子様との暮らしでは汚れや傷は避けられませんが、オイルメンテナンスをし、味わいを楽しみながら使い続けてくださっています。

「子どもが落書きすることもありますが、サンドペーパーで削ってオイルを塗ったら結構目立たなくなるんですよ。ボールペンで書いたものも目立たなくなったし、結構木目がはっきり出ているのでシミも気にならないです。オイルメンテナンスの頻度は年一回。最初は自分でできるのかなって思っていたんですけど、やってみたら簡単でした。」

「新品とはまた違う味わいで、いいですよね。今の方が気に入ってるかもしれない。日常の汚れとか落書きも、味になると思うんです。木以外の素材は古くなったら“古い”って感じますけど、木材はそうじゃない。それがあって、木の家具に惹かれるのかもしれません。」


10年使ったオーク材のダイニングテーブル
* M様ご提供写真:Instagram [sakiii27mm]