#04 | by Staff Hʼs home

今の家を自分たちのスタイルで

Coordinate a room with my own style


13畳LDKの間取り
13畳LDKのコーディネート
13畳LDKの間取り

結婚を機に両親から継いだ実家は、築20年程の少々年季が入った床や壁、建具。流行りのスタイルにこだわるのではなく今の“箱”に合った自分たちのスタイルを作っていこう、と夫婦で決めました。この家で気に入っているのが、小さな窓と造りつけの棚です。この場所をうまく活かせるように、ダイニングテーブルはこの配置に。インテリアショップで働いている僕の方が雑貨好きなのですが、好きなお酒を愉しむためのグラスや二人のお気に入りのものなどを少しづつ棚に飾っています。

窓のあるダイニング
窓辺のダイニングが夫婦のお気に入り。時間ごと、季節ごとに光の変化があり、家の年季も味わい深く感じられます
13畳LDKのダイニング
造り付けの棚と相性を考えて選んだダイニングセット
アルダー材のチェスト
リビング収納兼飾り棚として使っているCOMO CHEST

– 内装との調和をとるため、家具は赤みのある建具や黄味がかった壁にも馴染みやすい、褐色系のアルダー材で統一。大枠の空間をワンカラーでまとめることで、雑貨やラグ、植物などアクセントにしたいものの色組みがしやすくなっています。部屋を彩る雑貨やファブリックの配色は、インテリアを考える上でよくあるお悩みですが、ベースとなる色をワンカラーにすることで色は入れやすくなります。

窓のあるダイニング
窓辺のダイニングで過ごす時間が夫婦のお気に入り。時間ごと、季節ごとに光の変化があり、家の年季も味わい深く感じられます
ソファの配置には少し悩み、今は和室の扉をふさぐレイアウトにしています。滅多に使わない部屋を優先するよりも、日常で見える景色は奥行きや明るさのある空間にしたいな……と、このレイアウトにしました。ただ、和室を使用する時を考えて、ソファはレイアウトに柔軟な『NESTA』を選びました。普通L字ソファはカウチの左置き・右置きに縛りがでますが、NESTAはアームレスタイプなので左右どちらにもカウチを置けます。離して置くこともでき、来客時や気分を変えたい時のレイアウト替えに重宝してます。

簡単には変えられない内装、自分たちの理想をどんな風に落とし込めるかを考えるのもコーディネートの楽しみです。きっとこれからも環境が変わることはあると思いますが、どんな場面でも自分たちのスタイルを見つけてインテリアを楽しみたいと思っています。