版画とコラージュの技法を使って生まれるマリーヌの作品。最初のインスピレーションの時点で色の調和や形、全体のデザインの構想は既に出来上がっているそうです。それでも「最初のアイデアに固執せず、むしろ、制作を進める段階で、最初のアイデアが薄れていき、素材が提供してくれる”偶然”に導かれながら、アイデアが変わる瞬間を楽しんでいます」とマリーヌは言います。
形と形の間に生まれる予期できないつながりを、型にはまらない自由な技法で表現する。自分自身を解放し、一般的な表現方法やテクニックではなく“実験的で新しい手法”をマリーヌは探し続けます。